この記事で分かること
この記事は、adidasのサッカーユニフォームが本物かどうかを見分けるための記事です。
見ていくのは品番・ロゴ・紙タグの3か所。正規品と偽物を並べて1つずつ説明します。どれも1つだけでは断定できません。 食い違いが出るかどうかを見ます。
後半には品番タグの年代別の早見表と、「製造国」「RN番号」の補足があります。
この記事で見る3つ
自分で見るのが難しいときは
写真を送るだけ。AIが1項目ずつ確かめます(480円・数分)
品番で検索して、同じ商品が出てくるか

正規品のパターン
検索すると、手元と同じクラブ・同じ年の商品が出てくる
偽物によくあるパターン
別のクラブや別の年の商品が出てくる
品番タグに印字された6文字(写真では IV5786)を、そのまま検索します。同じクラブ・同じ年のユニフォームが出てくれば、少なくとも実在する品番です。別のクラブや別の年の商品が出てきたら、番号の使い回しを疑ってください。
例外一致しても本物の証明にはなりません。 正しい品番をそのまま印字した偽物が増えています。逆に、キッズ・長袖・GK用・地域限定品は正規に別の品番なので、検索で出てこなくても不自然ではありません。2000年より前は品番タグ自体が無いのが普通です。
ロゴが本来の位置に付いているか

正規品のパターン
紋章の反対側の胸にロゴが入っている
偽物によくあるパターン
紋章はあるのに、胸にも他のどこにもロゴが無い
メーカーのロゴは、クラブの紋章と反対側の胸に入るのが基本です。まずそこを見ます。紋章はあるのに、反対側の胸には何も無い——これがいちばん分かりやすいサインです。袖や背面にだけ入るモデルもあるので、胸に見当たらないときは全体写真で他の位置も確かめてください。
例外公式の復刻モデルは、正規品でもメーカーのロゴが入らないことがあります。 無地の練習着や、プリントが剥がれた古い個体も同じです。「付いていない=必ず偽物」ではありません。
紙タグが「ADIDAS JSY」だけになっていないか

正規品のパターン
クラブ名・種別が具体的に書かれ、バーコードもある
偽物によくあるパターン
商品名欄が「ADIDAS JSY」だけ
新品に付く紙タグには商品名の欄があります。ここに「ADIDAS JSY」としか書かれていなければ、偽物とみて構いません。 JSY はジャージーの略で、ブランド名+一般語の組み合わせです。正規品はここにクラブ名や種別が具体的に入り、バーコードも付きます。
例外商品名の欄そのものが無く、「ARTICLE NO」「COLOR」「SIZE」だけという日本・アジア向けの様式があります。これは別の話で、偽物ではありません。 見るのは「欄があって、そこが ADIDAS JSY で埋まっている」ときです。なお、近年は紙タグごと正しく作る偽物が出ているので、この見方で拾えるのは作りが雑なものだけです。
製造国が2か所で食い違っていないか
首元タグと洗濯タグの「Made in 〜」は、同じ国を指すのが原則です。偽物の工場はこの整合まで手が回らないことがあり、首元はVIETNAM・洗濯タグはCAMBODIA のように食い違うことがあります。
ただし、タグが1枚に統合されて表記が1か所しかない個体は照合できません。China / Chine / Cina は言語が違うだけで食い違いではありません。一致していても本物の証拠にはなりません。
「RN番号があるから本物」は成り立たない
洗濯タグに印字された RN88387・CA40312 は、法人ごとの登録番号です。製品ごとに変わるものではなく、偽物にもそのまま印字されます。米国・カナダ向けの制度なので、入っていない正規品もあります。
出品説明で「RN番号があるので正規品です」と書かれていることがありますが、根拠になりません。
年代別の早見表(品番タグ)
品番タグは、年代によって場所も書き方も変わります。手元のシャツの年代と見比べてください。
| 年代 | タグの場所 | 品番の書き方 |
|---|---|---|
| 〜2001年ごろ | タグ自体が無い | — |
| 2002〜2009年ごろ | 左脇の内側 | 数字だけ6桁(例 109879) |
| 2009〜2015年ごろ | 2010年前後で左脇→首元へ | 英字を含む6文字(例 E84291) |
| 2015/16年〜現在 | 首元の内側 | 英字を含む6文字(例 AH5104・H13881) |
年代の手がかりになるのは「数字だけ6桁」か「英字を含む」かの違いだけです。英字1文字+数字5桁と英字2文字+数字4桁は、どちらも同じ時期に使われているので年代の材料になりません。合計6文字である点だけが共通です。
参考:ロゴは年代で変わる
その年代に存在しないロゴが付いていれば矛盾です。ただしロゴだけで年代は決まりません。
- 〜1991
- トレフォイル — 三つ葉ロゴの時代。試合用シャツで使用
- 1991〜96頃
- EQT期(移行) — 3本バーへ。トレフォイルと混在した過渡期
- 1996-97〜
- Badge of Sport — 3本バー+ワードマークの現行ロゴ
- 2000〜
- トレフォイルはOriginals中心 — ただし2025-26は約25カ国の代表アウェイで試合用に正式復活。ロゴだけで年代を断定しない
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参考・出典
- kitcodes — Authenticating adidas kits
- KitTicker — adidas authentication guide
- Footy Headlines — Fake shirts now feature correct product codes
- U.S. Customs and Border Protection — 押収した偽造サッカーウェア(2014-04-11 ジョージア州サバンナ港・パブリックドメイン)
本記事は公開情報に基づく一般的な解説であり、特定の商品の真贋を保証するものではありません。
